指揮者と拍手
客席の側に座ってみると、学ぶことが色々とある。

演奏後の拍手は、聴衆・聞き手の感情表現(≒演奏)であると思う。ならば叩きたいときに、叩きたいだけ叩かせて欲しい。気持ちよく手を叩いて帰りたい、それもライブの楽しみの大切な一部である。その間合いも、指揮者の範疇である。

私は本番で指揮をするときに、シンプルにしかし計画的に、拍手していただく間を準備するのも指揮者の役割だと思っている。オケが指揮者を待つ体制に入り、指揮者が舞台袖から登場。拍手してくれる人の気持を思えば、歩き方、雰囲気、表情も決まってくる。

指揮台の横に到着したら、コンマスに合図してオケのメンバーに立ってもらう。できれば、拍手をしやすいように、自信満々の表情でいてもらいたい。私は指揮台に上がって、自信満々の表情で、また観光地のお迎えのごとく 来場歓迎感謝感激 の気持を胸に秘め、にこやかに御辞儀をする。
(曲目等によっては、にこやかが相応しくない時もあるかもしれないけど?。)

拍手 とひとことで言っても、色んな意味があるだろう。頑張って!期待してるよ楽しませてね!、などなど。演奏前、演奏後に、気持ちよく拍手ができたら、それだけで幸せではないか。そこに名演が花を添えられたら。

拍手についての考え方。ご再考くださいませ。
2023.01.31 04:50 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 未分類 | com.gif コメント (0)
指揮と工事の微妙な関係のお話
私の仕事は電気(通信)工事の施工管理。
現場で工事の指揮をしている。

作業は協力会社に行ってもらう。
たとえば、配管工事、配線工事。この材料ならこの工法、このサイズならこの道具、屋外なら、屋内なら、お客様が来店するフロアなら、バックヤードなら、電気室やパイプシャフト内なら、厨房なら、、、。私も施工の経験はあるが、若い時から毎日施工している人には、勝てない。

指揮者も、個々の楽器の知識などについては、専門職には、勝てない。

作業グループは、ベテランから若手まで、能力や経験が異なる作業の集団である。個々の能力や持ち味を最大限に発揮してもらえれば、良い仕事(品質、効率)をしてもらえる。

ならば、お金を出してベテランばかり揃えれば良いかというと、実はそうでもないらしい。同じ仕事でも、こだわりや納め方は様々。素人にはわからない違いがある。

基本的には、一次請〜二次〜三次・・・というように発注・受注関係があるから、通常は受注者側が発注者側のやり方に従うため問題は起きないが、親しくなくても親しすぎても、うまくいかないこと、意見が対立する時もある。まぁそれは「楽団内の問題」だから、ここでは置いておこう。

さて、施工管理者の指示が納得のいくものであれば、作業責任者が個々の作業者を取りまとめながら工事を進めてくれる。けれど、施工管理者の指示に不明点・疑問点があると、作業が一旦止まる。管理者が、仕様詳細を法令や手順書で調べ直したり元請や発注者に問合せて「今回はこうして下さい」というある答えが出るときもあれば、その場ですぐに出ないときもある。作業責任者は、

・答えが出るまで作業を止める→工期があれば翌日以降に回す(ダメを作る事につながる)
・経験に基づき、やり方を管理者に提案し、承認に基づいた行う
・管理者があまりにも頼りないときは、やり方を決めて勝手に進める
・(最後の手段)その日はそこで帰る。(苦笑)

私の仕事は電気(通信)工事の施工管理。
現場で工事の指揮をしている。(_ _;
2023.01.31 04:28 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 未分類 | com.gif コメント (0)
4割の話
誰に聞いたのか忘れましたが、楽団が指揮者について評価するとき、

4割の人は好意的
4割の人は否定的
2割の人はどちらともいえない

のだそうです。

初めての楽団で指揮台に立つときは、自分のいいところも悪いところも

見抜かれるのだ、と思っていれば、無駄な力や気負いが抜けるかもしれませんね。

前向きな気持ちを共有できたら、しめたものです。
2023.01.23 07:51 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 未分類 | com.gif コメント (0)

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