指揮者と拍手
客席の側に座ってみると、学ぶことが色々とある。

演奏後の拍手は、聴衆・聞き手の感情表現(≒演奏)であると思う。ならば叩きたいときに、叩きたいだけ叩かせて欲しい。気持ちよく手を叩いて帰りたい、それもライブの楽しみの大切な一部である。その間合いも、指揮者の範疇である。

私は本番で指揮をするときに、シンプルにしかし計画的に、拍手していただく間を準備するのも指揮者の役割だと思っている。オケが指揮者を待つ体制に入り、指揮者が舞台袖から登場。拍手してくれる人の気持を思えば、歩き方、雰囲気、表情も決まってくる。

指揮台の横に到着したら、コンマスに合図してオケのメンバーに立ってもらう。できれば、拍手をしやすいように、自信満々の表情でいてもらいたい。私は指揮台に上がって、自信満々の表情で、また観光地のお迎えのごとく 来場歓迎感謝感激 の気持を胸に秘め、にこやかに御辞儀をする。
(曲目等によっては、にこやかが相応しくない時もあるかもしれないけど?。)

拍手 とひとことで言っても、色んな意味があるだろう。頑張って!期待してるよ楽しませてね!、などなど。演奏前、演奏後に、気持ちよく拍手ができたら、それだけで幸せではないか。そこに名演が花を添えられたら。

拍手についての考え方。ご再考くださいませ。
2023.01.31 04:50 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 未分類 | com.gif コメント (0)
コメント一覧
コメント投稿

名前

URL

メッセージ

- CafeLog -