[円運動を極める]

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④-1.円運動:「時計回り」「反時計回り」共十分に行う。

   腕を指揮者の腕にチューニングする。腕を支える、美しい軌跡を描く、柔軟な

   加減速の変化を可能とするために、必要かつ十分な筋肉の使い方を学ぶ。

   円の形を色々と試す。大きさ、縦長、横長、斜め、・・・。

   自分が前後左右に一番動かし易いポジションで行う。

[速度]

   より速くなる・・・[大きな円]⇔・・・⇔[小さな円]・・・より遅くなる

   また、円を前後にも描いてみる。前後のフィールドを生かすと、指揮に幅が出る。
 

④-2.円運動と1拍子を交互に繰り返す

   たとえば、

「時計回り」4回→1拍子4回→「反時計回り」4回→1拍子4回を1サイクルとする。

   円運動の自然なスピード感を、直線の軌跡に持ち込むこと。

[加減速]

   より大きくなる・・・[叩き]⇔・・・⇔[しゃくい]⇔・・・⇔[平均運動]・・・より小さくなる

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円運動には、音楽作り、指揮動作に必要な要素がたくさん詰まっている。
 

○重心と軽重。作用と反作用。

○加速と減速。緊張と弛緩。"accel"と"rit"。"string"と"rall"。"cresc"と"dim"。etc...

○音楽の連続性。流れ。ゆらぎ。ノリ。

○指揮動作のスピード感。立体感。フィールド。

○脱力。
 
 

[参考図]∞⇔音符⇔拍⇔小節⇔フレーズ⇔・・・⇔曲全体⇔∞


 
 
 
 

[00/02/07]