[円運動を極める]
**************************************************************************
④-1.円運動:「時計回り」「反時計回り」共十分に行う。
腕を指揮者の腕にチューニングする。腕を支える、美しい軌跡を描く、柔軟な
加減速の変化を可能とするために、必要かつ十分な筋肉の使い方を学ぶ。
円の形を色々と試す。大きさ、縦長、横長、斜め、・・・。
自分が前後左右に一番動かし易いポジションで行う。
[速度]
より速くなる・・・[大きな円]⇔・・・⇔[小さな円]・・・より遅くなる
また、円を前後にも描いてみる。前後のフィールドを生かすと、指揮に幅が出る。
④-2.円運動と1拍子を交互に繰り返す
たとえば、
「時計回り」4回→1拍子4回→「反時計回り」4回→1拍子4回を1サイクルとする。
円運動の自然なスピード感を、直線の軌跡に持ち込むこと。
[加減速]
より大きくなる・・・[叩き]⇔・・・⇔[しゃくい]⇔・・・⇔[平均運動]・・・より小さくなる
**************************************************************************
円運動には、音楽作り、指揮動作に必要な要素がたくさん詰まっている。
○重心と軽重。作用と反作用。
○加速と減速。緊張と弛緩。"accel"と"rit"。"string"と"rall"。"cresc"と"dim"。etc...
○音楽の連続性。流れ。ゆらぎ。ノリ。
○指揮動作のスピード感。立体感。フィールド。
○脱力。
[参考図]∞⇔音符⇔拍⇔小節⇔フレーズ⇔・・・⇔曲全体⇔∞
[00/02/07]