◎ 3の音符 


音符というのは通常2で割り切れるが、符点音符は2では割り切れないので

私は単純に「3の音符」と呼んでいる。たとえば4分音符と8分音符がタイで

つながっているような場合も「3の音符」と見て注意を払う。

一般に初級バンドの多くの奏者は、音符を「ター、ター、タ、タ」という

ように1つに感じるのが一番やりやすくて、そうなる。自分できちんとリズム

を感じながら演奏するためには1つの音符を2〜4ぐらいの単位に感じることも

必要だが、「3」に感じる必要のある音符の長さを的確に保つのは、とても苦手だ。

大抵の場合、短くなる。「3」の長さがあいまにになて「2.5」くらいに

なる場合が多い。間が無く追いかけられるような音楽になり、そこでテンポが

早くなってしまう。符点音符とか、たとえば8分の6拍子など、速い3拍子系の

音楽が出てきたら、これは苦手なリズムだから気をつけようと思った方がよい。

練習の時には余裕もあるし、比較的冷静だから一見うまくいくが、本番になり

余裕がなくなると一挙に崩れ、間が空くなりせかせかとテンポが上がっていって

しまうのは、やはりこんなリズムのところである。

曲練習の前の基本練習というのを考えると、4拍子中心だったり符点の無い

音符の課題が中心だったりする。今やっている基礎練習の課題を、符点音符や

3拍子、8分の6拍子にアレンジして毎回取り入れてみるだけで、相当これらの

リズムへの対応力がアップし、本番でも崩れにくくなると思うので、是非試して

みていただきたい。

[07/01/07]

#実は私も今までの幾多の失敗経験を踏まえ、これからやらなければと

思っているところです。みんなで取り組もう、基礎練・基礎合奏改革!。