◎練習は何のためにするか?◎
 

1.練習は何のためにするか?
 

非常に当たり前のことだが、本当にわかってやっているだろうか?。
 

○「コンサート(本番)で演奏するため」etc.

「練習しろと言われたから」「練習しないと怒られるから」は×。
 

○目標と評価を明確に

「練習前→~を改善するために練習しよう。」

「練習後→練習をして、どこをどのくらい改善できただろうか。」

目標無き練習に成果無し。消化するためだけの練習は時間の無駄。

「練習前」と「練習後」は"変わって"いなければ、練習した意味が無い。
 

○目標を整理しよう

今日の目標、今週の目標、本番までの目標、生涯の目標、etc.
 
 

2.コンサート(本番)とは何か。
 

○緊張する。あがる。

良い緊張は集中力を高めてくれる。

※練習の時よりもうまく吹こうとする傾向があるが、あまり張り切り

過ぎるとバランスを崩し、普段の練習で何気なくできていたところを

急に失敗したりすることもある。
 

○ミスをしても止まらない。

音楽とは本来、繰り返すことはあっても後戻りはしない。
 
 

3.では「コンサート(本番)で演奏するために練習する」ために、

何に注意しなければいけないか?
 

○楽器をケースから取り出した瞬間から演奏家になること。コンサート

ではなくとも、いつも誰かに聞かせるつもりで演奏(練習)すること。
 

○(特にウォーミングアップでは)「聞いて心地好い音」を基本とし、

「聞いて心地好い音」をいつも見つけようと努力すること。
 

○本番の状況で、自分の実力を100%出すことは難しい。

目標とする演奏に2割ぐらい上積みして丁度だと思うこと。

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多くの人は若い頃、コンサートが終わった後になってから準備不足に気付いて

後悔する。そうして同じことを繰り返しながら、徐々に自分の練習態度を本番の

ものに近づけて行くのであるが、できればそういった後悔は少なくしていきたい

ものである。
 

[01/01/14]