◎楽器に頼り過ぎには御注意!?◎
 

私はバックの42B(イエローブラスベル・オープンラップ)を8年ほど吹いている。

ナローピッチ(スライドの幅が狭い)で、3種類のマウスパイプが付いているものだ。

去年の暮れまでずっと、一番径が太くて長い(?)と思われるマウスパイプを使って

きたが、発表会前からもっと発音のしやすいものに替えた。マウスピースも少し

大きめの5GSを使って来たが、61/2ALという標準的な物に替えた。

音は少しスマートになったが、タンギングしてから音が出だすレスポンスは大変

よくなり、明瞭な発音が得やすくなり、音程も取りやすくなった。
 

※注・マウスパイプ:マウスピースを差すところが、20~30センチくらい抜き差し

交換できるようになっている。
 

高校の時に吹奏楽を始め、最初はヤマハの細管の楽器(インペリアルモデル)と

デニスウィックの4BSというデカいマウスピースを先輩からお借りして吹いていた。

当時クラブには太管(ヤマハで言うプロモデル以上)の楽器が無かったので「太管

の音」というのが憧れだったし、マウスピースもデカくて深いものが良い音がすると

思い込んでいた。初めてバイト代でプロモデルの楽器を買ったときは、感動だった

なぁ・・・。
 

以来「太く豊かな音」というのに憧れて楽器とマウスピースを幾度か買い替えてき

たが、30歳を越えたこの頃になって「太く豊かな音というのをマウスパイプやマウ

スピースに頼り過ぎてはマズイな・・・」ということに気付き始めた。要はバランスの

問題なのである。今はもう、俺みたいな奴はあまりいないかもしれないけど、

「楽器やマウスピースは、自分の力量に見合ったものや、若しくは標準的な音の

スムーズに出るものを選び、自分の演奏を練り上げることを考えた方が良い。」

とりあえずそんな話から始めてみました。

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あんまり参考にはならないと思うけど、トロンボーンを吹いてる人なら読んでて

面白いコーナーになるといいなと思います。指揮者って絶対数が少ないから、

奏者も取り込まないとアクセス数が伸びないっていう話もあるとか、ないとか・・(^_^;;
 
 

[01/01/08]