◎私のHP作りの考え方・感じ方(その1)◎
 

最近ありがたいことに、若い人から「HP作りについて何かアドバイスして下さい」と

言われるようになった。私は『Netscape Composer』というフリーソフトでこのページ

を不器用に作ってきたので、デザインなどには自信が無い。(1週間ほど前ついに

市販のソフトを買ってしまった。)ただ、1年間このページ作りを試行錯誤したり、

色々なページを見てきたりするうちに、自分なりのHP作りの考え方といったものも

だんだんとできあがってきた。
 

HP作りというのは、機能上の、あるいは公序良俗に反しないとかネチケットに反しない

といった、ごく大まかな共通の了解事項(”きまり”とは少し違う)を除き、かなり自由に

「目的」や「作成方針」を考えることができるメディアだと思うし、自分の時間的・経済的

労力を費やして作るのだから、本来他人に干渉して欲しくは無い。

(感想はすごく聞きたいし、ある程度のアドバイスはうれしい時もある。)
 

私のHPのできを知りつつ、それでも私にHP作りのアドバイスを求めてくる人がついに

2名を超えた(笑)のを機に、私のHP作りの考え方・感じ方といったものを書いてみようと

思う。
 

私の場合、デザインに気を使いながらも『文章をわかりやすく、伝わりやすく』ということを

主眼に置いているので、同じ事を考えているHP制作者の参考となるよう書き進めたい。

----------------------------------------------------------------------

1.フォントの大きさ

『文章の理解のしやすさ・印象』といったものに影響がある。また、デザイン性を優先

させるとフォントは小さくなる傾向があり、『文章の理解のしやすさ・印象』を優先させる

と大きくなる傾向があるように思う。ブラウザの表示メニューで表示フォントの大きさを

いろいろと変えて、同じ文章を読み比べてみて欲しい。私の場合、目次系のページの

フォントは小さめ、文章系のページは大きめにするようになってきている。但しモニター

の解像度、ブラウザの設定値、読者の好みや感性によって若干変わってくるので、

ベストの値は無い。私の場合、[1024×768]から[1280×1024]くらいの解像度で、

ウィンドウズ・インターネット・エクスプローラで見ることを想定している。より進んだ

技術を使えば、表示環境に合わせてページデザインとフォントの大きさをうまく切り

替えることができるかもしれないが、今のところはそこまでこだわらなくても良いと思う。
 

2.改行・行間(改行ピッチ)

普段読んでいる書籍は縦長なので、文章もあまり横に広がりすぎると読みずらくなって

くる。「何文字で改行」とまではこだわらないが、「テーブル(表)」や「スタイルシート」

などを用いて書籍の見開きのようなデザインに近づけると、少し読みやすくなると思う。

行間もあまりくっつきすぎていると、どの行を読んでいるのか咄嗟に判別しずらくなって

しまう。

私の場合、書籍のページに見立てた1マスのテーブル(の内のりの余白)の中に、

1行おきに空行を入れながら記述する、というややこしいことをしてきた。現在新しい

ソフトで『スタイルシート』に移行するべく試行錯誤中である。空行なんか入れなくても

改行ピッチをはじめ、色々細かいところまで設定が可能だからだ。外枠の大きさは、

絶対値で設定する方法と、相対値で設定する方法があるようだが、私はなんとなく

絶対値で設定している。800×600の解像度でも外枠の横幅がモニター画面上に

おさまるくらいのはずである。

----------------------------------------------------------------------

※書き出すと思いのほか長くなってしまったので、3~4回前後のシリーズになる模様。

(うーん、最低1ヶ月はこの話題でのりきれそうだ(^_^;;;)

ここには必要最小限の事しか書かないつもりなので、これ以上細かい設定はどうか

御自身で追求なさって下さい。
 
 

[00/09/13]