◎第五話 「小編成向きの曲」◎
 

生徒が今回のコンクールに選んだ曲は、R.W.スミスの『プロヴェナンス(起源)』という曲。

選ばれた理由の一つは「小編成向きだから」ということ。なるほど、ホルンが1パート、

トロンボーンが2パートに減らされているものの、全体としてバランス良く、曲想も変化に

富んでいて、よく出来た曲だと感心している。

なお現在の時点での編成(計20名)は以下の通り。

Fl.2
B.cl.3/Bs.cl.1
A.sax.1/T.sax.1/B.sax.1
Tp.3/Tb.2
Hn.1/ Eu.1
Tub.1
Percs.3

なんだ、結構そろってるじゃないかと言われそうだが、実はかなりコンバートしている。

A.sax.→B.sax.
A.sax.→Bs.cl.
Hn.→Tp.
Percs.→Tub.
 

このようなバンドを振ることになると、小編成向きの曲(楽譜)の存在は、大変ありがたい

ものである。
 
 

[00/07/22]